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今年度1億2600万円黒字へ 巨額融資の一部返済確実に 岩手県競馬組合

 県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は12日、1億2600万円の単年度黒字見込みを含めた2020年度収支見通しを示した。大雪や凍結により年末年始に開催取りやめがあった影響などで20年11月時点の見込みよりも黒字幅は圧縮されるものの、巨額融資を受けた構成団体への一部返済は可能な見通し。21年度は開催日を基本、日、月、火曜日とする方針。

 盛岡市内で開かれた同組合運営協議会(会長・佐藤隆浩県農林水産部長)の会合で、組合側が明らかにした。

 岩手競馬の20年度開催(20年4月5日~21年1月11日)の発売額は、新型コロナウイルスの影響に伴う巣ごもり需要などを背景に、インターネット発売の好調さに支えられて前年度比39・9%増の505億5600万円となった。

 同組合は、20年11月に開かれた組合議会定例会の中で2億7600万円の収支差見込みを示していたが、その後、12月~21年1月にかけて計7日間の開催取り止めなどが影響し収入が減少。3月開催は当初予定の6日間に4日間追加し10日間(3月12~29日)とすることで、最終的に1億2600万円の黒字を見込む。

 同組合は07年に構成団体から約330億円の巨額融資を受けており、単年度で1億円以上の利益を確保した場合に返済するルールがある。17年度に約7600万円を返済しており、今年度の黒字見通しによって2度目の返済はほぼ確実となった。返済額については5月の組合議会定例会には示される見通し。

 また、21年度事業計画の骨子案も示され、今年度と同程度の年間130日、開催回数22回(水沢11、盛岡11)、年間約1440競走を予定。ただし、基本的に土、日、月曜日だった開催日を、JRAとの兼ね合いを含め発売額の確保を目的に日、月、火曜日に見直す方針。コロナ禍で獲得したネット顧客の定着化も目指す。

 18~19年度にかけ競走馬計12頭から筋肉増強剤ボルデノンが検出され、原因究明が待たれる禁止薬物問題に関連して、同組合の千葉義郎副管理者は「昨年3月に(厩舎(きゅうしゃ)に敷く)わらをウッドチップに変更しこの1年は問題が発生していないので、来年度もウッドチップの使用を継続する」と述べた。

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