奥州・金ケ崎

利用者260万人達成 森山総合公園 髙橋さん(北上)へ記念品【金ケ崎】

森山総合公園の260万人目の利用者となり、黒澤副理事長と共にくす玉を割った髙橋さん(右)

 金ケ崎町西根の森山総合公園は17日、1993年の供用開始からの利用者が260万人に到達した。260万人目は北上市上江釣子の髙橋敏男さん(78)。指定管理者の町生涯スポーツ事業団(理事長・髙橋由一町長)が記念品を贈り、今後も利用者の期待に応える施設運営を期した。

 黒澤一男副理事長と髙橋さんでくす玉を割って達成を祝福。髙橋さんには施設利用3カ月無料券などの記念品が贈られた。髙橋さんの前後に入場した石田強さん(45)=同市和賀町長沼=、安久津浩一さん(46)=金ケ崎町西根大前=にも、前後賞として同1カ月無料券などを贈った。

 髙橋さんはマラソンなどに取り組み、20年ほど冬場に同施設のアスレチックジムを利用。思わぬプレゼントに「まさかのことでびっくりしている」と喜び、「スタッフの対応も良く、顔なじみになっている。これからも利用したい」と話していた。

 同公園は93年12月にスポーツセンター(屋内施設)、翌年4月に現しんきん森山スタジアムをはじめとする屋外施設の供用を開始。中高生のスポーツ大会などで利用されているほか、「森山CUP」を冠した各種大会やイベント、スポーツ教室など自主事業も開催している。利用者数は1日平均313人。地域別では町内の利用が42%と最多で、以下北上市、奥州市と続く。

 当初は昨年夏ごろ達成の見込みだったが、新型コロナウイルス対策での休館などが影響してずれ込んだ。現在も屋内のうち4施設の利用を停止し、その他の施設でも利用者数を制限するなどの感染防止対策を取っている。

 黒澤副理事長は「一人ひとりの利用の積み重ねが260万人となり、施設の存在感に重みを感じている。利用者のスポーツや健康作りへの思いがスタッフの励み。今後も優しく対応していきたい」と語った。

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