一関・平泉

雪山遭難者を救え 一関署 対応や連係実践訓練

山岳救助訓練で負傷者を毛布でくるむ一関署員

 一関署は17日、山岳救助訓練を一関市厳美町の祭畤スノーランドで行った。署員が負傷者の搬送訓練を通じ、雪山での遭難救助の対応や連係の仕方を確認した。

 自然災害や雪などによる遭難者救助の技術や知識を身に付け、必要時に迅速、適切に対応できるよう実施。若手を中心に同署地域課の14人が参加した。

 署員は同スキー場パトロール隊の芳賀輝浩さん(58)らから、負傷者をレスキューストレッチャーに載せる際の手順や注意点の説明を受けた後、5人ずつ班に分かれ、実際に雪山から負傷者を運んだ。

 横たわった負傷者を毛布でくるみ、ストレッチャーに載せると、足を進行方向に向けて搬送。リーダーが指示を出し、残りの班員が進行方向に障害物がないか、負傷者の様子に変わりはないか、声を掛け合っていた。

 搬送訓練後、同課の菅原一生巡査(25)は「雪山という厳しい環境の中では難しいこともあるが、そういった環境でも対応できるすべを身に付け、実際に現場で生かせるようにしたい」と話していた。

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