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ワクチン集団接種 来月20日から2日間 県内医療従事者向け 18会場で1万2000人【岩手】

 県は18日、新型コロナウイルスの医療従事者を対象としたワクチン接種について、3月20、21の両日に集団接種を行う方向で調整していることを明らかにした。釜石を除く八つの2次医療圏の市営や県立高校の体育館など18カ所の会場で、開業医らを中心に実施する。集団接種の対象は、県内の医療従事者ら4万5000人のうち1万2000人を見込む。

 ワクチン接種体制確保に向けた県と市町村のオンライン意見交換会後に県が示した。集団接種のスケジュールについては、国から必要なワクチン供給量が確保された場合を想定している。具体的な供給量などは、18日時点で国から示されていない。

 医療圏別集団接種会場は中部5カ所、盛岡、胆江、両磐、気仙、宮古、二戸が各2カ所、久慈1カ所となっている。会場規模は1日500人から最大3000人が接種可能な場所で、18カ所は確保済みとなっている。

 釜石については、ワクチンの保管と接種が可能な「基本型接種施設」、ワクチンを移送し接種可能な「連携型接種施設」の医療機関での対応が可能なため、集団接種会場は設けないとしている。

 ワクチンを接種する県内の医療従事者のうち、2万7000人は基本型や連携型施設での接種を見込んでいる。集団接種のスケジュールは来月20、21日、予備日が同27、28日の予定。2回目の接種は4月10、11日で、予備日が同17、18日となっている。

 県は、基本型や連携型施設の医療機関ではワクチンが到着し次第、接種開始となるケースもあるとしている。

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