一関・平泉

ニャンとかわいい ひな飾りを限定販売 「猫の日」に合わせて 川崎・工房てんとう虫【一関】

工房てんとう虫が「猫の日」に合わせて販売を始めたネコをかたどったひな人形

 一関市川崎町薄衣にある障害者のための地域活動支援センター工房てんとう虫(木村静恵所長)は、2月22日の「猫の日」に合わせてネコをかたどったオリジナルのひな人形の販売を始めた。段飾りと卓上サイズの竹飾りの2種で、同工房などで限定販売している。

 ネコのひな人形は同工房の正月飾りを購入した愛猫家から問い合わせがあったことをきっかけに今年初めて制作に着手。表情などに工夫を重ねひな祭りに間に合うように仕上がった。

 段飾りは毛氈(もうせん)に見立てた赤い布を敷いた3段飾りで、大きさは幅約20センチ、奥行き約17センチ、高さ約15センチ。人形は親指サイズで、最上段にびょうぶを背にした内裏びなと左右に桃の造花を配置。中段に3人官女、下段に5人ばやしを置き、全部で10体が並んでいる。紙粘土製の人形はいずれも癒やされる表情で、持ち物の扇や笛、鼓など細部に至るまで細かく描かれている。

 竹飾りは、ネコをかたどった内裏びなを竹筒の切り口に収めたもので、高さ約20センチ、直径約10センチ。竹筒の表面を漆黒、切り口を金色に塗り、筒の中に赤い布や金びょうぶ、桃の造花などをあしらい、ネコの男びなと女びなを並べている。

 いずれも工房の利用者たちが一つ一つ手作りしており、他の商品と同じく一点物。木村所長は「どういうネコにするか構想に時間を要したが、新しい商品なのでネコ好きの人たちに手に取ってもらいたい。五月人形もネコのバージョンを考えたい」と話している。

 価格は段飾りが3000円、竹飾りが700円(いずれも税込み)。問い合わせは、同工房=0191(43)4733=まで。

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