北上・西和賀

きたかみ景観資産 永明寺の晩鐘を認定

きたかみ景観資産に認定された「心を癒す永明寺の晩鐘」

 北上市は、同市二子町坊舘の「心を癒す永明寺の晩鐘」をきたかみ景観資産に認定した。

 同寺の晩鐘は大正時代から「二子八景」の一つに数えられ、毎日夕刻の鐘のほか除夜の鐘、盆時期の平和の鐘として活用。定期的な境内の清掃活動、植栽の手入れ、草刈り、ごみ拾いの美化活動が行われ、地域住民によって守られている。小学生に学びの場を提供し、ボランティアガイドを招いたウオーキングイベントも実施されている。

 二子町振興協議会の申請を受け、市景観審議会(会長・北原啓司弘前大大学院地域社会研究科研究科長)で審査。地域に鳴り響く鐘の音に加え、北上川、飛勢城に隣接する自然豊かな場所に位置し「町内の素晴らしい景観資産の一つ」と評価された。

 景観資産は2009年度に始まり、今回の認定で115件目。20年度はこの1件のみ。認定式は3月13日午後1時から、同市本石町の日本現代詩歌文学館で開かれる展勝地景観フォーラムで行われる。

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