一関・平泉

セツブンソウ ようやく目覚め 花泉・永井 伴敏仁さん方【一関】

 一関市花泉町永井字九千沢の伴敏仁さん(80)方で、セツブンソウが見頃を迎えている=写真=。セツブンソウはキンポウゲ科の多年草で、節分の頃に開花するのが名の由来とされる。「今年は例年より咲くのが遅かったので心配した」と伴さん。やっと訪れた“小さな春”をめでる。

 セツブンソウは石灰質の土壌を好み、伴さんは10年ほど前から石灰岩や貝殻を混ぜて土壌を作るなどして丹精込めて栽培してきた。花の大きさは約2センチ、草丈は5~10センチ。例年は2月上旬に咲き始めるが、今季は15日ごろに開花した。「今年は今までないくらいの積雪だったので、それも影響しているのかもしれない」という。

 自宅敷地内には他にもさまざまな山野草が植栽されており、フクジュソウも咲き乱れている。伴さんは「3月になればニリンソウ、4月にはカタクリが咲く。このまま、穏やかな天候が続いてくれれば」と願っていた。

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