空港フォトコンテスト 千田慎二さん(奥州)が特選【花巻】
県空港ターミナルビルが募集した第9回「いわて花巻空港フォトコンテスト」の入賞作品が決まった。最高位の特選には、奥州市水沢の千田慎二さん(62)の「ハロウィンの頃」が選ばれた。
同空港の魅力を伝え、利用促進につなげようと開催。2020年度は新型コロナウイルスの影響で全便欠航の期間があったことから、撮影に考慮して例年よりも募集時期を約5カ月遅らせた。
県内外の30人から寄せられた67点の中から、写真家の松本伸さん(滝沢市)ら5人が2月に審査し、11点が入賞した。
千田さんの作品は、フジドリームエアラインズ(FDA)のゴールド機体の一部と、乗客の荷物搬送用車「バルクカート」がそばに停車する場面が納まっている。バルクカートには、「HAPPY HALLOWEEN」「コロナに負けるな!共にがんばろう!」とのメッセージが記されたステッカーが貼られており、時節を捉えている。
昨年10月ごろに同空港の屋上展望デッキから撮影したといい、受賞を受けて千田さんは、「『今』を語るには、新型コロナウイルスというワードは避けては通れないと感じてシャッターを切った。写真からストーリー性を感じてもらえたら」と話していた。
表彰式は14日に花巻市東宮野目の同空港ターミナルビルで行う。入賞作品は13日まで同ビルで展示している。時間は午前7時15分~午後7時30分。
特選を除く入賞者は次の通り。(敬称略)
▽入選=石橋英幸(紫波町)鳥居信弘(宮古市)川村栄一朗(盛岡市)
▽佳作=村上利行(花巻市)昆千秋(同)蝦名淳司(盛岡市)白間正人(宮古市)丸田大輝(北上市)
▽JAL賞=紀章(川崎市)
▽FDA賞=菊池光彦(北上市)