一関・平泉

冬鳥、次々と北へ出発 きょう啓蟄【一関】

北帰行を前に、翼を大きく広げて圃場に舞い降りる白鳥=4日、平泉町長島字桜里地内

 5日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。徐々に気温が上がるにつれて地中で冬ごもりをしていた虫が地表にはい出す頃とされる。

 4日の県内は、高気圧が本州付近を覆った影響で朝から青空が広がる空模様。最高気温は一関で11・1度、千厩は10・5度(ともに盛岡地方気象台調べ)まで上がり、3月下旬並みの暖かい一日となった。

 本格的な春の訪れを感じさせる陽気の中、一関地方でも国内で冬を過ごした白鳥やカモなど冬鳥の北帰行が始まっている。

 平泉町長島地内に広がる一関遊水地第2地区の圃場(ほじょう)ではここ数日間、数百羽もの白鳥が羽を休める姿が見られたが、好天が続いていたこともあり次々と北へ向け出発。4日の午前には新たに飛来したものも含めた40羽ほどが残っており、長旅に向けて時折大きな白い翼を羽ばたかせていた。

 同気象台によると、5日の県内は気圧の谷や湿った空気の影響により、曇りや晴れとなる見込み。

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