花巻

眼下に絶景 遊覧飛行 FDAと旅行会社連携 三陸海岸や岩手山満喫【花巻】

雪をかぶった岩手山上空などを飛行した遊覧フライト
機内からの眺望を楽しむ参加者

 花巻市のいわて花巻空港を発着し、県内各地を上空から眺めるフジドリームエアラインズ(FDA)の遊覧フライトは6日行われ、家族連れらが岩手山や三陸海岸など眼下に広がる古里の景色を満喫した。

 遊覧飛行は、新型コロナウイルスの影響で旅行ができない代わりとして人気を集めており、同社とみちのりトラベル東北(盛岡市)が連携し、同空港発着で実施するのは2020年12月に続き2度目。前回、天候により運航できなかった本県のルートを巡った。

 県内から参加した親子連れら72人や関係者が搭乗した機体は、離陸して進路を北に取り、岩手山の周辺を旋回。東に向かい、宮古市や三陸海岸を経て約1時間かけて同空港に戻った。参加者は雲の上から一望する市街地や山々、宮古湾などに歓声を上げたり、写真撮影したりして楽しんだ。

 機内では県産米やホテルのペア宿泊券が当たる抽選が行われたほか、飛行に使用した「黄金の國、いわて。」号や、28日に新規開設される神戸路線などが紹介された。着陸後は航空教室が開かれ、整備士による機体の説明なども行われた。

 盛岡市下飯岡の藤村勉さん(67)は「コロナで孫をどこにも連れて行けないが、景色を見せてあげたいと思って参加した。海、山と盛りだくさんで、天気にも恵まれてすごい良かった」と満足げで、孫の龍介君(飯岡小学校2年)は「最初はどきどきしたけど、岩手山とかの景色がきれいだった」と話していた。

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