奥州・金ケ崎

段ボールベッド製作 防災士会「絆」 応急処置の研修会【奥州】

段ボールベッドの組み立てなどを行った奥州市防災士会「絆」のスキルアップ研修会

 奥州市防災士会「絆」(千葉稔会長、会員61人)のスキルアップ研修会は6日、同市水沢聖天の水沢地区センターで開かれた。会員26人が参加し、段ボールベッドの組み立て、身近な物を使った応急処置などに理解を深めた。

 研修会では、千葉会長が「研修した成果を自分のものとして持ち帰り、指導に当たってほしい」とあいさつ。同市市民環境部危機管理課の門脇純課長が避難所の開設状況や備蓄資材などについて語った。

 その後、同課の高橋健二主任が講師を務め、段ボールベッド、段ボールパーテーションの組み立てを指導。ベッド、パーテーションともに避難所となる施設に市が配布した物で、参加者は溝や形を確認しながら組み上げた。

 その後、千葉会長が講師になって災害時のけが人の搬送、応急処置を指導。千葉会長は段ボール箱とごみ袋など身近な物を使った「水のう」の作り方、三角巾がない場合にラッピングフィルムやゴミ袋を使った応急処置の仕方を教えた。

 同会は市内の防災士が、市民への防災啓発活動を展開し、安全・安心なまちづくりに貢献する目的で2018年7月に設立。市民体験型の催しとして「防災フェア」を開催。20年はコロナ禍で中止したが、21年度は同市水沢字横町のメイプルで8月下旬に開催する考えだ。

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