一関・平泉

妨害運転で書類送検 一関の男 法改正後、県内初

 県警は8日、道交法違反(妨害運転、速度超過)の疑いで、一関市の会社員の男(58)を検挙し、同日付で盛岡地検一関支部に書類送検したと発表した。2020年6月に改正道交法が施行されて以来、妨害運転の適用は県内初。

 送検容疑は、昨年9月12日午後9時20分ごろ、同市東山町地内で、同市の60代男性運転の軽ワゴン車を追い越す際、最高速度の時速60キロを超える速度で軽乗用車を運転。追い越した後、軽ワゴンを妨害する目的で道路右に進路変更し、軽乗用車に衝突した疑い。

 県警交通指導課によると、現場は片側一車線の国道343号上。男は奥州市方面から東進中で、軽ワゴンの走行方法に不満を抱き、妨害したという。2人にけがはなかった。男は容疑を認めている。

 改正道交法では、「あおり運転」などを厳罰化する妨害運転罪を新設。最大で5年以下の懲役が科せられる。今回は進路変更で著しい交通の危険を生じさせたとして、妨害運転での検挙、書類送検となった。

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