“15の春” 関門挑む 県立高一般入試
県立高校の2021年度一般入試は9日、各校で一斉に行われた。新型コロナウイルスの感染防止対策を講じて実施され、マスク姿の受験生が張り詰めた雰囲気の中で試験に臨んだ。
【2面に関連、4~7面に問題と正答】
花巻市中北万丁目の花巻南高校(菅原一成校長、生徒596人)は人文・自然科学、スポーツ健康科学、国際科学の4学系合わせた実質定員166人に対し、182人が試験を受けた。
午前8時30分から説明が始まり、国語、数学、社会、英語、理科の筆記試験が行われた。面接はなく、スポーツ健康科学学系は体育館で適性検査を行った。コロナ対策として1教室当たりの人数を減らして机の間隔を空けたほか、消毒や換気を実施。交通機関の乱れやインフルエンザによる別室受験などはなかった。
合格発表は23日午後3時で、同校では校舎に合格者番号を掲示。県教委が開設する専用サイトでも受験番号を発表する。
県教委によると、県内全体では全日制の実質定員8068人に対し、志願者数は6590人で平均志願倍率は0・82倍。定時制は実質定員480人に85人が志願し、平均志願倍率は0・18倍だった。