奥州・金ケ崎

春競馬ファン熱視線 特別開催スタート、復興応援競走も 奥州・水沢

水沢競馬場で始まった2020年度岩手競馬の特別開催

 岩手競馬の2020年度特別開催が12日、奥州市水沢の水沢競馬場で始まり、ファンが2カ月ぶりのレースを満喫した。特別開催の第11回水沢競馬(春競馬)は12~15日と20~22日、27~29日の計10日間行われる。

 開催は第10回水沢競馬(1月3日まで)以来で、今年度最終。今季は大雪などによるレース中止が相次いだことを受け、当初の予定に日程を追加した。東日本大震災から10年となったことを受け、本県の被災自治体を応援しようと沿岸市町村名を冠した「津波被災市町村応援競走」計12レースも実施する。

 初日は全12レースを実施。応援競走も第8レースの「復興応援ありがとう陸前高田」を皮切りに始まった。第12レースは、騎手の騎乗手当の一部を「いわての学び希望基金」に寄付する「復興祈念 夢あふれる未来へ」として行われた。来場者はまだ寒さが残るダートを駆ける競走馬に熱い視線を送っていた。

 21年度は4月4日に同競馬場で開幕。全22開催130日間(水沢11開催64日、盛岡11開催66日)を予定している。

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