北上・西和賀

五輪へ希望ともす 西和賀で聖火展示

ランタンに納められた五輪の聖火に見入る湯田小の児童

 東京五輪に向けた聖火の展示が15日、西和賀町の小学校と町文化創造館銀河ホールで行われた。多くの児童や町民らがランタンにともされた聖火を背に記念撮影し、間近でゆらめく炎に見入った。

 新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪の聖火が、14道府県を巡る展示の一環。昨年11月に始まり、県内では今月12日の軽米町を皮切りに、16日まで聖火リレーのルートから外れた5町村を回る。

 西和賀町の沢内小(長谷川幸代校長、児童79人)と湯田小(有馬賢校長、児童78人)の両校では訪問展示が行われた。ランタンを手に聖火管理者が体育館に入場し展示台に設置。児童や教職員が出迎え、学年ごとに記念撮影し、聖火を囲んで間近に眺めた。

 高さ約30センチ、直径約9センチの真鍮(しんちゅう)製ランタンに納められた聖火に「きらきらしている」「日の出の色」「虹の色が見える」などと興奮気味に見入り、沢内小3年柿澤奏人君(9)は「炎の色がきれいでランタンも銅メダルの色をしていた」と笑顔を見せた。湯田小5年梨子下虎太郎君(11)は「ギリシャから届きすごいと思った。将来は得意な水泳でオリンピック選手を目指したい」などと話していた。

 同ホールで行われた一般展示のセレモニーには約70人が参加。細井洋行町長は「幸せの火、希望の火として世界中から頂いた復興支援の感謝と復興への誓い、地域の子供たちに希望と感動を与え、未来につなげる機会。この西和賀を明るく照らし、一人ひとりの心に明るい希望の光となってともってほしい」と期待した。

 米同時多発テロ直後に行われたソルトレークシティ冬季五輪クロスカントリー日本代表で、県内を走る聖火リレーのランナーに選ばれている同町の工藤博さんは「困難を乗り越えて開催にこぎ着けた五輪でいよいよ競技だと心に火をつけられた」と聖火点灯の瞬間を振り返り、「五輪は応援という形で誰でも参加できる。共に体感してほしい」と呼び掛けた。

 聖火の全国巡回展示は16日の住田町が最終日。25日には福島県で聖火リレーがスタートする。

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