北上・西和賀

施設入所高齢者を先行 北上市 ワクチン接種で方針

 北上市は16日、新型コロナウイルスワクチンの高齢者の接種について、高齢者施設に入所する高齢者から優先接種する方針を明らかにした。

 同市には4月12日の週に1箱(975回、487・5人分)、26日の週にもう1箱(同)が供給される見通し。計975人分で、市内高齢者人口の3・6%。4月の供給量が限定的なため、クラスター(感染者集団)発生防止と発生時のリスクを考慮し、高齢者の中でも施設入所者からワクチン接種を始める。

 その後、75歳以上の高齢者、65~74歳の順に予約を受け付け、接種を開始する。完全予約制で、予約開始は75歳以上が4月中旬以降、65~74歳は5月以降になり、接種開始はそれぞれ翌月以降になる見通し。

 市は、3月末に高齢者向けの接種券の発送を予定。ワクチンは全額無料で1人2回接種する。集団接種は北上済生会病院のほか、近くオープンする保健・子育て支援複合施設hoKko、県立中部病院、日高見中央クリニック、北上陸上競技場(屋内)、和賀町総合福祉センターでも行い、会場までの移動手段も確保する。

 市は19日、ワクチン接種に関する相談、予約受付窓口としてコールセンターを開設する。市健康増進課の髙橋博信課長は「皆さんに接種いただけるよう、ワクチン供給量に応じできるだけ早く市民に情報提供していきたい」と話している。

 コールセンターでの受付は午前8時30分~午後5時30分(日曜、祝日休み)で、フリーダイヤル(0120)107935。

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