北上・西和賀

保健・子育て支援の拠点 北上市 「hoKko」業務開始

北上市保健・子育て支援複合施設「hoKko」2階で先行し業務に当たる職員。施設全体は4月5日にオープンする

 北上市は22日、同市新穀町のツインモールプラザ西館に整備してきた保健・子育て支援複合施設「hoKko(ほっこ)」で業務を開始した。施設全体は今月末に完成する見込み。北上の新たな保健・子育て支援の拠点として、4月5日にオープンする。

 市は同プラザを管理運営する北上都心開発から西館1、2階を取得。20年度に入り着工し、大規模改修を進めてきた。今年2月末の竣工(しゅんこう)、3月中のオープンを目指してきたが工事がやや遅れ、2階の事務室のみ先行利用を始めた。

 事務室には、21年度に「健康こども部」となる各部署の職員約70人が常駐。母子保健、妊娠出産を含む子育て支援関係、健診・検診など保健センター業務、新型コロナウイルスワクチン接種関連などを扱い、22日に市民への応対、手続き受け付けを始めた。

 施設は延べ床面積3892平方メートル。総事業費は約9億円。現在は残るフロアで、急ピッチで仕上げ工事が行われている。

 1階に健診ホール、栄養指導室、カフェ、大通り保育園地域子育て支援センターなどが入居。市民交流プラザは2階から1階に移る。オープンスペースの「ほっこひろば」は検診車が入るが、検診時以外には多目的で利用できる。

 2階には事務室のほか屋内遊び場、一時保育室を設置。「こどもけんしんルーム」として乳幼児健診室、集団指導室・沐浴室を設け、診察室やおはなしスペース、相談ルームもある。

 一時保育室は4月5日に利用開始となる。未就学児を対象に登録、事前予約し利用できる。定員6人。日曜・祝日、年末年始を除き午前8時30分~午後5時。

 子育て支援センター、屋内遊び場、市民交流プラザなども同5日から利用できる。カフェは事業者を公募中。同日、オープニングセレモニーを予定している。

 市健康増進課の髙橋博信課長は「子育てはワンストップで切れ目ないサービスを提供できる体制になり、年齢などにかかわらず誰でも安心して親しめる施設を目指している。市民にアイデアを頂きながら、にぎわいにつなげていきたい」と話している。

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