北上・西和賀

セルビア知ろう 空港でパネル展示 ホストタウン北上市

セルビア共和国を紹介するパネル展

 今夏に予定されている東京五輪・パラリンピックで、セルビア共和国のホストタウンになっている北上市は、同共和国の紹介展を花巻市東宮野目のいわて花巻空港ターミナルビルで開いている。同共和国の文化や言語、スポーツ選手などに関する写真パネル13点を展示し、どのような国なのかを伝えている。4月21日まで。

 日本と東欧地域の経済活動や文化交流の発展を目的とした「日本南東欧経済交流協会」に所属していた北上市内の企業の社長を介し、同共和国の五輪委員会や陸上チームと交流したことなどがきっかけで、東日本大震災の被災3県(岩手、宮城、福島県)の自治体と、支援した国や地域が交流する「復興ありがとうホストタウン」に北上市が登録された。

 同展では、スポーツ大国である同共和国出身の選手や伝統民俗舞踊「コロ」、自然の美しさなどを紹介しているほか、ホストタウンとなった経緯や同共和国が震災時に行った支援にも触れている。

 北上での合宿に参加する予定となっている陸上女子走り幅跳びのイヴァナ・シュパノヴィッチ選手の巨大タペストリーや、民族衣装の顔出しパネルも設置している。

 主催する北上市スポーツ推進課では「新型コロナウイルスの状況にもよるが、東京五輪・パラリンピックを契機にセルビア共和国との交流を深めていけたらと考えている。パネル展を通し、北上市がホストタウンとして登録されていることを広く知ってもらいたい」と呼び掛け、県空港ターミナルビル総務部の北田勇一特任課長は「空の玄関口である空港で、ホストタウン事業のPRをどんどんしてほしい」と話している。

 開場時間は午前7時15分~午後7時30分。

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