花巻

12年連続で全員合格 3級造園技能士試験 花巻農高3年、努力結実

3級造園技能士試験で12年連続の全員合格を果たした花巻農高環境科学科緑化系列の3年生

 県立花巻農業高校(楳原健校長)環境科学科緑化系列の3年生12人は、3級造園技能士試験にそろって合格した。全員合格は12年連続で、他に例がなく記録を更新した。卒業式後の合格発表となったが、地道な努力を実らせた生徒たちは自信を持って社会での飛躍を誓う。

 造園の基本的な技術や技能、知識を問う同試験は、指定された区画に庭園を造る作業や樹種判定などの実技試験、造園工事の施工や設計、測量、法令に関する学科試験に分けられ、生徒は佐々木貴大教諭らの指導で2年時の秋から資格取得に取り組んだ。

 しかし本県での同試験は前期(7月)のみ行われるが、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。在学中の国家資格取得を目指して励んできた生徒の苦労が水泡に帰するのを避けるため、同校が主催の県職業能力開発協会や県に要望し、本県で日程に組まれていなかった後期(12月)の試験を実現させた。

 7月の試験が流れたことで生徒の悔やむ声が漏れたが、12月開催が決まった後は就職試験と並行しながら再び造園試験の勉強に励んだ。試験は12月4日に同校で行われ、冬場のため土が凍結するなど条件は良くなかったが、挑んだ3年生は放課後や休日に練習に取り組むなど全員合格の目標達成に向け、試験本番で成果を発揮。「12年連続」を見事に成し遂げた。

 花巻市内の造園会社に入社する畠山大貴さんは「12月に試験が延期され、勉強に集中できるかどうかが心配だった。苦手な部分があり克服するために試験前に特訓したので本番でも十分生かせた。入社前に国家資格が取れてうれしい。入社後は上級資格の取得を目指したい」、同市内の建設会社に就職する直井拓生さんは「試験では地面がぬかるんでいたので難しかったが練習通りにこなせた。資格を取れたことで自信につながり、さらにレベルアップを図り仕事先で貢献できるよう頑張りたい」と笑顔を見せる。

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