花巻

花巻―神戸の新空路 交流進展や誘客期待 定期運航開始 FDA

花巻空港を飛び立つ神戸線の第1便

 フジドリームエアラインズ(FDA、本社静岡市、楠瀬俊一代表取締役社長)は28日、花巻市のいわて花巻空港と神戸空港(神戸市)を結ぶ新路線の定期運航を開始した。毎日1往復の運航を予定しており、花巻空港発着の国内定期路線は5路線目、新規開設は10年ぶり。同空港で就航記念セレモニーが行われ、県や同社の関係者らが新たな空路の誕生を祝うとともに、関西圏との交流の進展や観光誘客に期待を寄せた。

 開設した神戸線(夏ダイヤ=3月28日~10月30日)は、花巻午後2時50分発、神戸同4時30分着、神戸同3時30分発、花巻同5時着の1日2便運航。運賃は大人普通が3万9000~4万円で、6月30日搭乗分までは就航記念限定価格として片道8000円(早期購入割引)から利用できる。

 花巻空港の初便出発に合わせ、県と県空港利用促進協議会が開催したセレモニーでは、達増拓也知事が「新型コロナウイルスで移動が制限されている中、新たな路線を開設いただき感謝する。ともに大きな災害を経験した神戸とつながり、交流の拡大が図られることは意義深い」と歓迎した。

 楠瀬社長は「神戸は中国、四国へのアクセスにも優れている。昨年から運航している青森―神戸線と組み合わせることで西日本のお客さまが東北を周遊する観光も提供できる」とあいさつ。上田東一花巻市長は「関西からのビジネス客に利用いただきたい。花巻には温泉があり、偉人ゆかりの県内屈指の観光地。経済交流や観光需要の創出、文化交流がより深まることを期待する」と祝辞を述べた。

 第1便の利用客に記念品を贈ったほか、関係者がテープカットやくす玉開披で就航を祝った。4月から兵庫県の大学に通う森香春さん(18)=盛岡市=は「新幹線を乗り継ぐのではなく、飛行機で直接往復できるので便利。長期休みなどにも利用したい」と花巻発の機体に乗り込んだ。同日は84席のうち花巻発に73人、神戸発に80人が搭乗。空港職員や岩手まるごとおもてなし隊が横断幕で出発便を見送り、神戸からの到着便は放水アーチで歓迎した。

 花巻空港発着の国内定期路線は、2011年5月に開設されたFDAの名古屋線の他に日本航空(JAL)が運航している札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、福岡線がある。FDAは神戸線について搭乗率65%、年間の利用客約4万人を目標としている。

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