北上・西和賀

巨大わら人形衣替え 湯田牛乳公社【西和賀】

わらを取り替える衣替え作業が行われた結ハウス前の巨大わら人形

 西和賀町小繋沢地内で28日、湯田牛乳公社の直売所「結ハウス」前に立つ巨大わら人形のわらを取り替える衣替えが行われた。関係者は、装いを新たにした人形に地域の無事と平安の願いを託した。

 巨大わら人形は、高さ約5メートル、両手を左右に広げた幅は約4・3メートルで、腰に2本の刀を差し、突き出た男性の象徴が特徴。同町白木野地区に古くから伝わる厄払い行事「白木野人形送り」の武者人形をモデルに作られている。

 1989年に当時の湯田農業改良普及所が“日本一”のわら人形として、直売所PRのために、国道107号沿いに道行くドライバーの注目を集めるよう設置したのが始まり。地域住民の協力を得て、年度の変わり目に風雨にさらされて黒くなったわらを取り外し、新しいものと交換している。

 あらかじめ2週間近くをかけて稲わらで編んだこもで人形の手や足、胴体などのパーツ、かみしもや帯などの装束を制作。同日は白木野地区の住民8人が参加し、土台に新しいわらを張り付け、3時間ほどで完成させた。

 スマートフォンに写真を収めるドライバーや直売所の利用者でにぎわい、作業後は現地で神事を営み、同公社役員と社員、住民らが地域の1年の無事を祈った。同公社の溝渕郁夫専務取締役は「今年度も1年間ありがとうという感謝の気持ちでいっぱい。来年度も事故なく、平和に暮らせる1年であってほしい」と話していた。

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