北上・西和賀

新ヨーグルト工場完成 6月本格稼働目指す 湯田牛乳公社【西和賀】

湯田牛乳公社のヨーグルトを製造する新工場の建屋

 西和賀町の第三セクター湯田牛乳公社(代表取締役・細井洋行町長)が、同町小繋沢地内で建築工事を進めていた新ヨーグルト工場が完成し、30日に現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。需要が拡大するヨーグルト製品の安定供給、酪農家の生産拡大につなげる。今後、既存工場の設備機械の移設などを進め、6月の本格稼働を目指す。

 同社は「プレミアム湯田ヨーグルト」や、県産の生乳を使って本場の味を再現した「ギリシャヨーグルト」などの加工品売り上げが好調で、売上全体の4割を占める。ただ、現在の設備での大量生産が難しく、需要に対して生産量が追い付いていない状況にあり、2020年7月に新工場の建設に着手した。

 新工場は鉄骨造り2階建て、延べ床面積は約3600平方メートルで、現工場の隣接地に建設。ヨーグルト調合タンクや殺菌タンク、発酵室、充填(じゅうてん)機、冷蔵庫などを備え、既存の2工場で行っていたヨーグルト製品の生産工程を集約する。

 生産能力は、生乳処理量で現工場の7トンから本格稼働により1・5倍の10~11トンに増える見込みだ。

 生産ラインの見学ブースも設置。食品安全マネジメントの国際基準FFSC22000の日本版規格に対応した製造管理体制を整える。

 4月1日現在の社員数は77人で、本格稼働により、3人程度の採用を見込む。総事業費は20億5600万円。

 竣工式には、同公社役職員、県や町、設計、工事、酪農組合などから関係者約40人が出席。細井町長は「全社員が新たな気持ちでスタートを切る。企業理念に基づき、ビジョン達成に向けた取り組みを進め、西和賀のまちづくりに貢献できるよう精進していく」と述べた。

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