一関・平泉

24時間体制で在宅医療 やまと診療所開所 一関・宮坂 広域連携し365日対応

一関市宮坂町に開所した「やまと在宅診療所一関」。川島院長(右から2人目)らスタッフが利用者の自宅を訪問し、診療に当たる

 一関市宮坂町に「やまと在宅診療所一関」(川島実院長)が開所し、2日から業務を開始した。医師と看護師、診療アシスタントが3人1組となり、通院が困難な人の自宅を定期的に訪問し、安心して生活できるよう支援する。一部改装した2階建て民家を拠点に、24時間365日対応する。

 やまと在宅診療所一関は、宮城県登米市に本部を置く医療法人社団やまとが運営。スタッフの拠点として会議室や交流室などを備えた。同法人の診療所としては宮城県登米、大崎、栗原各市と神奈川県横浜、川崎各市に続き、一関市が6カ所目。

 特徴は、医師と看護師、物品の運搬や記録などを担当する診療アシスタントの3人がチームを組んで利用者の自宅を訪問すること。常勤医師のほか、多数の非常勤医師が従事して広域連携しており、24時間365日体制で対応する。

 在宅医療の対象は、自分での通院が困難な人。退院後に自宅で療養を希望する人、在宅ホスピスケアを望む人、持病や障害のある人、日常生活で呼吸や栄養、排泄(はいせつ)などで医療的なサポートを必要とするなど、さまざまな事情に対応する。

 初めての訪問時に病状のほか、患者と家族の困りごとや要望を聞き取り、介護保険サービスなどの利用状況を踏まえて診療計画を立てる。定期訪問以外にも必要に応じて緊急訪問や、訪問回数の増加にも応じる。

 院長の川島実医師(46)は奈良県出身、京都大医学部卒。東日本大震災後の2011年10月から宮城県気仙沼市立本吉病院院長を務め、14年3月に退職。その後フリーランスとなり、やまと在宅診療所の非常勤医師を経て常勤医師となった。

 1日に開所し、2日には一関市内の利用者宅2軒を訪問した川島医師は「ナースコールを押したら看護師が詰め所から来るのが病院、電話をもらったら自宅のベッドに行かせていただくのが在宅診療。まち全体を『大きな病院』と思い、一軒一軒のベッドを診ていきたい」と抱負を語った。

 問い合わせは、同診療所=0191(34)7025、ファクス0191(34)7026=へ。

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