カタクリ かれんに きょう清明
4日は二十四節気の一つ「清明(せいめい)」。暖かい日差しの中で若葉が一斉に芽吹き、万物を明るく清らかに感じるようになる頃とされる。3日の一関地方は高気圧に覆われた影響で午後から青空が広がる好天となり気温も上昇。最高気温は一関と千厩でともに20・0度(盛岡地方気象台調べ)に達し、陽気に誘われて各地から花の便りが届く中、一関市花泉町油島字蒲沢地内の山あいでは斜面を覆うようにカタクリが一斉にかれんな花を咲かせている。
佐藤敏春さん(74)=同町涌津=が孫が生まれた2000年から整備を続けている通称“じじ山”の南側斜面に約30アールにわたり自生しているもので、例年と同じ3月末から紫色のつぼみが徐々に開花。近くには油島市民センターもあり、時折訪れる近隣住民らを楽しませている。
同気象台によると、4日の県内は前線が東北地方を南下するため曇りで、昼前から雨の降る所が多くなる見込み。