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3府県との往来自粛を 「まん延防止」で県本部員会議【岩手】

 新型コロナウイルス対策として政府が「まん延防止等重点措置」を適用したことを受け、県は5日、新型コロナ対策本部員会議を県庁で開き、対象地域となっている宮城、大阪、兵庫3府県との不要不急の帰省や旅行などの往来を自粛するよう県民に要請した。

 県によると、今月に入り複数のクラスター(感染者集団)が発生し新規患者数が急増。5日現在で人口10万人当たりの新規患者数は過去最多の7・9人(2020年12月17日)に迫る7・8人と増加し、4段階のうち「ステージ2」となっている。

 3府県以外でも山形県や東京都など、感染拡大地域や外出自粛が要請されている地域との往来については、より慎重な判断を求めている。

 年度初めは人が集まる機会が増えることから歓迎会や花見などを開催する場合は、大人数や長時間に及ぶ飲食など感染リスクが高まる場面に一層注意するよう呼び掛けている。

 一方、他の都道府県から来県する場合、来県後2週間はこれまでいた都道府県が要請する自粛などの継続を求めている。

 達増拓也知事は「まん延防止等重点措置が発令されている地域との往来は、感染拡大防止の観点から自粛をお願いしたい」と述べた上で、「新規患者数をこれ以上増やさないためにも、本格的な感染対策を一層徹底してもらいたい」と注意喚起した。

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