花巻

地域医療担う道へ決意 新入生45人、新たな一歩 花巻高看

花巻高等看護専門学校の新入生を代表して宣誓する柳原さん(手前)

 花巻高等看護専門学校(大島俊克校長)の第47回入学式は7日、花巻市御田屋町の総合花巻病院で行われ、45人の新入生が地域の医療を担う決意を胸に、新たな一歩を踏み出した。

 新入生をはじめ、保護者、教職員ら約100人が出席。新型コロナウイルスの感染予防のため、出席者を学内関係者に限定するなど規模を縮小した。

 新入生呼名、入学許可に続き、大島校長は式辞で医師や看護師の不足、偏在など県内の医療の現状に触れ、「将来看護師となる皆さんには地域医療の担い手として大きな期待が寄せられている。期待に応えられるよう初心を貫いてほしい」と激励した。

 在校生を代表し、自治会長の3年佐藤聖那さん(20)が歓迎の言葉を述べ、「看護実践能力と人間的魅力を備えた看護師を目指し、日々目的を持って取り組んでいる。学生生活の中で不安や心配事があるときは一人で悩まず、遠慮せずに私たちに声を掛けてほしい」と呼び掛けた。

 新入生を代表して宣誓した柳原美来さん(18)=紫波町出身=は「学生時代に健康の大切さを感じ、看護師を志すようになった。一人ひとりと向き合い、患者の本心に応えられるような看護師になりたい」と話していた。

 同校は1925年創立の花巻共立病院附属の看護学校を前身とし、96年の歴史がある伝統校。多くの看護師を輩出し、県内はもとより東北各地の医療施設や福祉施設で活躍している。2020年4月には総合花巻病院隣接地に校舎が移転している。

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