一関・平泉

一関市分到着 12日から高齢者施設で接種 新型コロナワクチン

12日からの接種に向けて一関市に到着したワクチンを運ぶ業者

 新型コロナウイルスワクチン1箱(975回分)が8日、一関市山目の一関保健センターに到着した。医療従事者を除く高齢者ら市民への接種用となる第1便で、週明けから高齢者施設などの入所者を対象に希望者に接種する。今月は12施設(入所者総数401人)への接種を予定しており、市新型コロナワクチン接種対策室は「扱いがとても難しく、デリケートなワクチンなので、しっかり保管し、接種していただく医師に届けたい」として準備に万全を期す。

 届いたのはファイザー社製のワクチンや希釈用生理食塩液などで、同社の委託を受けた運送業者の車が午前9時前に同センターに到着した。従業員2人が周囲をドライアイスで冷却した状態のワクチンを、同対策室職員の案内で超低温冷凍庫(ディープフリーザー)を配置している場所にゆっくりと運んだ。

 同対策室によると、第1便のワクチンは12日から実施する高齢者施設入所者への接種に使用。超低温冷凍庫から出した後、5日間は冷蔵庫で保存可能となっており、施設ごとの接種希望者数に応じて9日か、12日に担当医師に分配する予定という。

 今月の接種は、配給量に応じて市内の特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなど12施設で実施することにしているが、施設単位で接種希望者が予定よりも少なく、分配したワクチンの廃棄が生じる場合は、無駄にしないよう同施設従事者への接種に使用する。今月最終週には第2便としてさらに1箱が配給される見込みだ。

 市の高齢者向け新型コロナワクチン接種実施計画では、ファイザー社製ワクチンの使用や6月末までに必要量(約8万4000回分)を確保できることなどを前提に、実施期間を12日から7月下旬までと設定している。高齢者施設などの入所者を除く一般高齢者への接種については接種券や予診票を郵送後の今月26日に予約開始予定。5月17日から個別接種(市内51医療機関)、同22日から集団接種(市総合体育館)を行う。

 同対策室の松田京士室長は「12日は全国の一部自治体で最初に行われる接種になるので、しっかりと準備を進めたい。ワクチンが届き次第、市民になるべく早く安全に円滑に接種していきたい」と気を引き締めている。

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