花巻

決済額11億円超 ペイペイキャンペーン第2弾 花巻市 市民浸透、反響大

 花巻市は、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ地域経済回復のため、2020年12月から今年3月まで実施した「第2弾がんばれ花巻!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーン」の実績(速報値)をまとめた。市内地場店舗でキャッシュレス決済サービスを使って代金を支払うと、決済額に応じたポイントが還元される仕組みで、決済回数は22万7939回、決済金額は11億6222万円、ポイント還元額は1億9870万円に上った。

 キャンペーンは、市内での消費を喚起し中小企業の事業継続を支援するため、市とキャッシュレス事業者「PayPay(ペイペイ)」、花巻商工会議所が連携して実施した。

 市内対象店舗でペイペイを使って支払うと、1回につき6000円、期間中5万円を上限に支払金額の20%分がペイペイボーナス(ポイント)で還元される内容。ポイント還元分は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と一般財源を充て当初1億5000万円でまかなう予定だったが、5000万円を追加補正した。

 市商工労政課商業係によると、第1弾(20年8月1日~9月30日の2カ月間)の実績と比較すると、1日当たりの平均決済金額は2・1倍の960万5000円。773店舗だった対象店舗数も1075店舗に増えた。

 期間中の決済金額を業種別にみると、飲食業が1億7089万円でトップだったが、感染拡大の影響で忘年会や歓送迎会を控える動きから伸び悩んだ。

 以下、書籍・文具・スポーツ・自転車・おもちゃ等1億4962万円、ガソリンスタンド1億4671万円、食品販売店1億1655万円、理容・美容8851万円、自動車整備・各種修理7306万円、衣服・靴・服飾品・カバン6485万円などと続き、いずれも1日平均決済金額は第1弾の2~3倍に拡大。冬季に集中する燃料、お歳暮などのギフト、進学や就職を控えた年度末の需要が背景にあるとみている。

 大幅に決済金額が伸びた要因について、2回目のキャンペーンで期間も長く、ポイント還元されるお得感への理解が進んだことに加え、対象店舗が増えたこと、高齢者へのキャッシュレス決済の浸透などがあるのではないかと分析する。

 対象店舗からは「またやってほしい」、市民からも「今度はいつやるのか」などといった声が聞かれており、市は「思った以上の大きな効果があったが、飲食業についてはまだまだ厳しい状況が続いている」とし、第3弾についても今年8月以降の実施を検討している。

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