奥州・金ケ崎

五輪事前合宿、5大会開催 今年度事業決まる カヌー実行委【奥州】

 カヌージャパンカップ奥州市実行委員会(会長・小沢昌記市長)は、2021年度に同市の奥州いさわカヌー競技場で行われる主要事業・大会を盛り込んだ今年度事業を決定した。東京五輪の事前合宿では、20年度までに実績のあるスペインに加え、ポルトガルも利用を打診しており、受け入れに向け協議を進める。全国大会は10月16、17の両日、日本カヌースラロームジュニア選手権大会をはじめ5大会を開催する。

 市役所江刺総合支所で15日に開かれた実行委の総会で決定した。

 同市は同競技場を軸に「カヌーのまち」を目指す取り組みを続けており、東京五輪ではスラローム競技の事前合宿地となっている。スペインチームは19年、事前合宿地選定を見据えて同市で練習合宿を実施した経緯がある。ポルトガルチームとはこれまで接点がなかった。実行委は両者の意向を確認しながら、来訪の確定や時期などの詳細を検討している。

 実施される全国大会は同選手権大会のほか、スラローム競技はジャパンカップ最終戦、ワイルドウオーター競技はいずれもスプリント種目の▽日本選手権大会▽日本ジュニア選手権大会▽ジャパンカップ最終戦。初日にワイルドウオーター、翌日にスラロームの全大会を実施する予定。

 実行委の今年度収支予算は約914万円(前年度比290万円減)。東京五輪事前合宿受け入れ事業の収支予算は約992万円。

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