夜桜と光の競演 展勝地ライトアップ・北上
北上市立花で開催中の北上展勝地さくらまつり(実行委主催)で連日夕方から夜にかけて、桜のライトアップが行われている。桜並木は既に「散り始め」だが、光に照らされた夜桜が来場者を魅了している。
19日は緑がかった桜が目立つ一方、薄紅色に咲く桜が調和。散る桜の花びらも相まって、見事なコントラストを描いている。広場が整備されたSLもライトアップされ、来場者を引きつけていた。
夜桜を目当てに、同日夜も家族連れや友人、知人同士などで見物客が来場。矢巾町の渡邉杏菜さん(21)は「夜桜は初めて見るが、昼間とはまた違う。散っても圧巻。夜は人もあまり多くなくて見やすいし、桜が散って舞うのが好き」と満足そうに話していた。
17日の雨と18日の強風で多くの花びらが落下し、桜並木で薄紅色の桜が見られる期間は残り少ないとみられる。ライトアップは午後6~8時で、実行委は桜の状況を見ながら23日ごろまでを予定している。