奥州・金ケ崎

古里に美声響かせ 水沢高音楽部など共演 福井さんコンサート【奥州】

松井さん(中央)とオペラの一場面を披露する福井さん(右)

 奥州市文化振興財団などが主催する「福井敬ふるさとコンサートvol・2」(岩手日日新聞社など後援)は24日、同市の市文化会館(Zホール)で開かれた。共に同市水沢出身のテノール歌手福井敬さんと、ソプラノ歌手松井亜希さんが共演。地元のZホール児童合唱団と水沢高校音楽部もハーモニーに加わった。

 福井さんは国立音楽大教授で、第65回芸術選奨文化大臣賞をはじめ数々の受賞歴があり、オペラを中心に活躍。松井さんも、新型コロナウイルスの影響で来日できなくなった歌手の代役を急きょ務めるなど多く活躍している。

 「ふるさとコンサート」は2019年以来の開催。当初は昨年の予定だったが、コロナ禍でずれ込んだ。2部構成で、オペラ曲のほか、福井さんの母校・水沢高にゆかりのある楽曲など21曲が披露された。

 地元2団体と福井さんの共演は2回目で、松井さんとは初めて。同財団が開設した同合唱団16人とは、春らしい滝廉太郎作曲の「花」を歌い上げた。

▲水沢高音楽部と「花は咲く」を歌う福井さん(左)

 同部の11人と歌った「花は咲く」は、東日本大震災から10年の思いを込めて同部が選曲し、福井さんが快諾したという。地元の歌手と子供たちが織り成すステージに、客席からは大きな拍手が送られた。

 同合唱団の千葉心暖さん(水沢南中学校2年)は「少し緊張したが、楽しく歌えた。2人はとても大きな歌声で感動した」、同部の千葉理名部長(3年)は「この場でしかつくれない歌になった」とそれぞれ話していた。

 福井さんは「コロナ禍の中、たくさんの人が歌を欲してくれてうれしい。今の仕事ができるのは水沢で培った心と体があるから。離れていると一層そう感じる」と故郷でのステージを振り返った。

 また、子供たちとの共演については「目の輝きや声のすがすがしさに、純粋に音楽が好きだという気持ちを思い出した」と刺激を受けた様子だった。

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