北上・西和賀

集団接種 課題を共有 新型コロナワクチン 北上市が会場運営訓練

北上市の集団接種開始に向け、一連の流れや課題を確認した訓練

 北上市は24日、新型コロナウイルスワクチン集団接種の会場運営訓練を実施した。5月12日から始まる高齢者の集団接種へ参加者は一連の流れと役割を確認し、課題を共有。安全で速やかな接種へ万全を期した。

 訓練は北上医師会、北上薬剤師会の協力を得て、同市新穀町の保健・子育て支援複合施設「hoKko(ほっこ)」で行われ、医療従事者や保健師、市職員ら約70人が参加。受け付けから予診票確認、予診、接種、経過観察までの会場配置や動線、各自の役割について市担当者らの説明を受けた。

 実際に医療従事者がガウンにマスク、フェースシールドを着用し、高齢者役の関係者に応対。参加者は本番を想定し訓練に臨み、役割ごとにその都度、課題や問題点を話し合った。

 その結果、当初内部に配置予定だった健康相談コーナーを受け付けの前とするなどレイアウトを一部変更。ほかにも出された問題点を改善する。予診票の確認や健康相談は対応するスタッフが当初の想定よりも多く見込まれ、今後人員を調整するという。

 北上医師会の根本薫会長は「実際に訓練してみると、相当改善すべき点があった。問題点を洗い出し、スムーズにできるようにしたい」と強調。「予防接種はする側、受ける側との共同作業で、互いに理解し合って進めたい。接種開始後も問題点が出れば修正していく」と話した。

 同市では、今月20日から高齢者施設の入所者ら約1900人を対象にワクチンの接種を開始。75歳以上の約1万2900人を対象とした集団接種は、来月12日から北上済生会病院など6会場で行う。

 今月16日から75歳以上の予約を受け付け、初日から殺到。インターネット予約はスムーズだったが、電話は「つながらない」との指摘が相次いだという。

 同市にワクチンは4月に975回分、5月に1万2975回分供給される計画。市の髙橋昌弘健康こども部長は「早く予約をしないとワクチンがなくなると思っている方々も多いが、国からの連絡では今後安定的なワクチンの供給が示されている。安心して、落ち着いて予約いただければ」と呼び掛けている。

 65~74歳の予約は5月1日から行われ、対象者は約1万3800人。接種は6月以降の見込み。

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