花巻

環境保全 力合わせ 田瀬湖一斉清掃・川柳大会 ごみ拾いつつ、思い詠む【花巻】

田瀬湖周辺でごみを拾い集める参加者=遠野市

 第8回田瀬湖一斉清掃&ごみ川柳大会(実行委主催)は25日、花巻市と遠野市にまたがる田瀬湖周辺で行われ、約100人の参加者がごみを拾いながら浮かんだ思いを川柳に詠み、地域の水資源や河川環境の保全に努めた。

 一斉清掃とごみ川柳大会は、猿ケ石川上下流の花巻、遠野両市民の河川環境に対する関心を高め、連携交流を図るのが目的。田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会、東和B&G海洋センター、花巻市海洋性スポーツ指導者協議会で組織する実行委が主催し、雪解けが進み、木々の葉が生い茂る前の、この時期に実施している。

 新型コロナウイルスの影響で2020年度は中止したため、2年ぶりの開催となった。

 開会行事で、小田島峰雄実行委員長は「感染防止策を講じた上で実施する。自然豊かなダムを孫や子のために引き継ぐ責務がある」と述べ、参加者に協力を呼び掛けた。

 同日は同市東和町の堰堤周辺と、ダム上流部の遠野市宮守町の大高瀬地内の二手に分かれてごみ拾いを実施した。

 このうち大高瀬地区では、流れてきた発泡スチロールやペットボトル、空き缶、空き瓶など大量のごみが拾い集められた。

 一斉清掃は、猿ケ石川上流部の柏木平地区(遠野市)で清掃活動を始めたNPO法人遠野エコネットが、上下流の市民に連携を呼び掛けたのが始まり。

 同法人の千葉和代表(57)は、「ごみを拾った人は苦労が分かり、ごみを捨てる人にならない。多くの人が拾う側に回れば、捨てられるごみが少なくなる」と話し、取り組みの輪が広がっていくことを期待していた。

 川柳の入賞作品は次の通り。(敬称略)

 ▽田瀬湖振興公社A賞=「全集中呼吸一つにゴミ滅す」糸川拓馬

 ▽同B賞=「チョー満載オレの軽トラごみのよう」伊藤美徳

 ▽東和B&G海洋センター賞=「拾うたび洗われていく俺の罪」高橋俊隆

 ▽猿ケ石川漁業協同組合賞=「山桜クマもひろいに来ておくれ」阿部三七男

 ▽遠野風の丘賞=「ゴミ清掃疲れを癒やすコシアブラ」及川節夫

 ▽上猿ケ石川漁業協同組合賞=「コロナにも負ケズニ拾う笑顔咲き」千葉和

 ▽たかむろ水光園賞=「ぷかぷかと水面に光るごみ千粒」三浦広樹

 ▽森田酒店A賞=「ポイ捨てのくらしぶりなど透けて見え」多田和江

 ▽岩手南部森林管理署遠野支署A賞=「消えません捨てた事実は残ります」三熊俊正

 ▽柏木平レイクリゾートA賞=「三時代ゴミは細かくなるばかり」小田島功一

 ▽同B賞=「ゴミ10トン皆んなで運べば重くない」小松睦男

 ▽森田酒店B賞=「早瀬川はるばる旅して田瀬到着」藤原敏章

 ▽岩手南部森林管理署遠野支署B賞=「拾ったらキラキラ湖面と皆の顔」菊池暁

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