一関・平泉

大自然の中“ほっと” 厳美須川高原温泉 今季オープン【一関】

須川高原温泉の営業初日に大露天風呂(大日湯)に漬かる人たち
1日に営業を開始した須川高原温泉

 岩手、宮城、秋田3県にまたがる栗駒山の8合目(1126メートル)にある一関市厳美町の須川高原温泉(稲垣榮代表取締役会長)は1日、今季の営業を開始した。待ちに待ったオープンに続々と入浴客が訪れ、大自然の名湯を満喫した。

 冬の間建物をすっぽり覆う積雪があるため、毎年オープンに先立ち修繕作業が行われ、積雪が多かった今年は特に破損がひどかったというが、大浴場(千人の湯)の内風呂に加えて名物の大露天風呂(大日湯)の修繕が間に合い、初日から入浴可能となった。

 午前9時30分からツアー客22人が一番風呂を貸し切り、10時30分から一般客向けの営業を開始。ツアーに参加した奥州市水沢の武藤健一さん(43)は「開業後すぐはお湯が白濁せず透明度が高いと教わったが、確かにきょうは透明だった。ここは東北で一番の温泉だと思う」と語り、母親と初めて訪れた室根東小学校6年の河合野ノ花さん(11)は「お風呂が広かった。上がったあと体から湯気が出ているのが面白かった」と楽しんだ様子だった。

 同温泉は、毎分6000リットルと全国屈指の湧出量を誇り、古くから湯治場としてにぎわってきた。栗駒山の岩手側登山口でもあり、全国から多くの客が訪れるが、今年は緊急事態宣言が発令された地域から宿泊予約のキャンセルが相次いでいるという。

 日帰り入浴受付時間は、内風呂が午前9時から午後4時まで、大露天風呂が午前6時から午後9時までだが、国道342号真湯ゲートが午後5時から翌日午前9時まで夜間通行止めになる当面の期間は、時間を短縮して営業する。

 千人の湯の露天風呂と、高温の湯で知られる中浴場(霊泉の湯)は修繕中のため、後日入浴が開始される。

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