県内外

県内累計1000人超 コロナ新規は14人

 県と盛岡市は4日、新たに10~80代の男女14人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。重症者はいない。県内の患者累計は1002人となった。

 クラスター(感染者集団)関連は、滝沢市の高齢者施設職員で盛岡市の50~60代男性2人が判明し計37人。奥州市の高齢者施設は、職員で同市の30代女性、入所者の80代男女2人が感染し計42人となった。

 盛岡市では40~50代の公務員女性2人の感染が確認された。40代は市保健所庁舎内にある市子ども未来部の職員で、感染経路は不明。50代は県南広域振興局職員で、花巻地区合同庁舎に勤務。4月24日に患者を含む3人で会食していた。

 このほか、患者の同居家族や接触者で盛岡市の70代自営業女性、40代自営業男性、花巻市の50代女性、中部保健所管内の40代女性と60代女性が判明。いずれも接触歴のない盛岡市の20代男性、花巻市の10代女性の感染も分かった。

目立つ感染経路不明 クラスター多発で拡大

 県内の新型コロナウイルス患者は、2020年7月に初めて確認されてから、4日発表分で累計1000人を超えた。4月はクラスターの発生が相次ぎ、1カ月で過去最多の患者数を記録。直近1週間の人口10万人当たりの新規患者数も11・7人と増加している。県内で感染経路不明の患者も増えていることや、感染力が強いとされる変異ウイルス「N50IY」が全国的に拡大していることから、県は改めて基本的な感染対策の徹底を呼び掛けている。

 今年の月別患者数は、1月111人、2月58人、3月67人、4月291人。全国的な感染の拡大により、県内でも3月末から徐々に患者数が増加。4月は職場や飲食店、スポーツ活動などを起点とするクラスターが10件発生した。

 中でも教育保育施設(盛岡市)関連は累計61人で、クラスター関連では過去2番目の多さとなった。県内でも英国型の変異ウイルス「N501Y」がこれまでに3件確認されており、十分な警戒が必要となっている。

 連日2桁の感染者数の増加に伴い、同日正午現在の入院者数は123人、病床使用率が35・1%といずれも過去最多となっている。病床使用率だけでみれば、「ステージ3」相当となっった。

 県はクラスターの多発に加え、患者と接触歴がなく感染経路不明のケースが目立っているとして、さらなる感染拡大を懸念。県医療政策室の三浦節夫感染症課長は「県内の病床は逼迫(ひっぱく)状態にはなっていないが、感染者数が増加しているので、基本的な感染対策を徹底し、自身や家族などに気になる症状があれば積極的に医療機関を受診してほしい」と呼び掛けている。

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