県内外

変異株新たに6人 岩手県内 いずれも県外由来

 県は12日、これまでの新型コロナウイルス患者6人から、変異株「N501Y」が検出されたと発表した。変異株の患者累計は9人となった。県では今回検出されたケースについて、いずれも感染拡大地域からの来県者や、県外患者との接触に起因するものと推定している。

 4月22日~今月7日発表分の患者のうち、22人の検体をスクリーニング検査し、いずれも感染経路が別々の6人から変異株が検出された。県内で先月下旬から複数発生しているクラスター(感染者集団)患者からは検出されなかった。

 6人の検体について、国立感染研究所でゲノム解析を行う。このほか、先月22日発表分の変異株1人の解析結果も示され、英国型と判明した。

 変異株は従来よりも感染力が強く、重症化しやすいとされている。野原勝県保健福祉部長は「全国的に変異株の感染が拡大しており、既に県内に入り込んでいる可能性がある」と強調。その上で「県では変異株が増加し重症化リスクが高まることを想定し、検査、医療提供体制の強化、ワクチン接種の迅速化に向けて市町村と連携して取り組む」と述べた。

2人死亡新規感染16人 奥州など3件クラスター

 県と盛岡市は12日、新型コロナウイルスに感染し入院中の高齢者2人が死亡、新たに20~60代の男女16人の感染を確認したと発表した。重症者はいない。患者累計は1138人となった。県などは奥州市の教育保育施設をはじめ、地域、飲食店の計3件のクラスターを認定した。

 死亡したのは基礎疾患がある65歳以上で、死者は計38人となった。重症者は2人増え計3人。

 クラスター関連は、教育保育施設で奥州市の20~30代女性職員2人の感染が判明し計5人となった。今後利用者30人を検査する予定。

 地域では、患者の同居家族ら盛岡市の30~40代男女3人が感染。これまでの患者で、複数の家族や親族間の感染が分かり計13人となった。

 飲食店では、いずれも盛岡市で、同店経営の50代男性、利用客の30代会社員男女2人からウイルスが検出された。市では、利用客の特定はできているとしながらも、市内中心部の飲食店で感染が広がっていることからクラスターと認定した。

 このほか、接触歴のある盛岡市の20代会社員男性、滝沢市の60代女性、花巻市の30代会社員男性、いずれも一関市の20代会社員女性、20代自営業男性、宮古保健所管内の50代会社員男性も判明。一関市の女性は、5月4日に県外患者を含めた4人で会食し全員が感染した。

 県央保健所管内の40代団体職員女性、中部保健所管内の50代団体職員女性は感染経路不明となっている。

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