花巻

雄大な自然で草はみ元気に 大迫・放牧始まる【花巻】

市営大迫宇瀬水牧野で牧草をはむ牛

 花巻市大迫町外川目の市営大迫宇瀬水牧野で12日、今季の放牧が始まった。初日は同市や遠野市、矢巾町、紫波町などの農家から57頭の牛が預けられ、青々と茂った牧草を食べたり、斜面を駆けたりと雄大な牧野で元気な姿を見せた。

 同牧野は標高約800メートルに位置し、広さは約300ヘクタール。放牧では林などを除く約110ヘクタールが活用される。

 検査のための採血などを受けた後、牧柵に囲まれた草地に放たれた。同日は朝から青空が広がり、牛は待ちわびていたように勢いよく駆け出し、新鮮な草をはんでいた。

 入牧は14日まで行われ、黒毛和牛の雌を受け入れる予定。その後も随時受け入れ、最終的には170~180頭ほどに上ると見込まれる。牧野は10月の閉牧まで市指定管理者の市農業振興公社が管理する。

 藤原秀司場長(53)は「病気やけががなく、伸び伸びと成長できるようにこちらもしっかりと管理していきたい」と話していた。

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