一関・平泉

医療従事者らに感謝 一関市に千羽鶴寄贈 岩手日日

一関市のワクチン接種会場などに飾る千羽鶴を寄贈した岩手日日新聞社(右から下村本部長、勝部市長、寺崎会長、菅原局長ら)

 岩手日日新聞社(山岸学代表取締役社長)は12日、新型コロナウイルスへの対応に奮闘する医療従事者に感謝の気持ちを伝える企画「みんなからのありがとう―感謝の千羽鶴―」で制作した千羽鶴8本を一関市に寄贈した。市内では、施設入所者以外の高齢者向けワクチン接種が17日に始まることから、市は多くの医療従事者と市民の目に触れるよう個別接種などに対応する市内6公立病院と集団接種会場(市総合体育館)に飾る。

 市役所で贈呈式が行われ、同社メディア総合本部から下村裕之本部長兼営業局長、菅原祥メディアビジネス局長、企画担当の本間康子同局デザイン制作部主査ら4人、勝部修市長、市医師会の寺崎公二会長が出席した。

 新型コロナの感染拡大が続く中、同社は医療従事者に感謝と励ましの気持ちを千羽鶴に託して届けようと企画。購読者、同社従業員らが新聞に掲載した折り紙などで折った鶴が寄せられた。企画趣旨に賛同して北海道苫小牧市立啓明中学校の生徒が制作した千羽鶴を含め、最終的に約1万5000羽で14本の千羽鶴が完成した。

 寄贈した千羽鶴は透明なプラスチックケース入りが6本、啓明中制作が2本の計8本で磐井、千厩、大東の県立3病院と岩手病院、藤沢病院、一関病院、市総合体育館に飾られる。

 下村本部長は「医療関係者、市職員、協賛企業の皆さんに感謝の気持ちを広く伝えたい。社員の思いも入っている。ぜひとも飾っていただきたい」と語った。

 勝部市長は「現場で対応されている医師、看護師は非常に大変な状況にあり、何とかしたい。感謝の気持ちが込められたものを、現場の方々の目の届くところに飾らせていただきたい」と寄贈に感謝した。

 寺崎会長も「多くの人たちの思いが入った千羽鶴を頂いた。来週以降、休日返上で総力を挙げて接種事業を進めていく中で励みになる。会場にあることで地域のために頑張っていく思いにもつながるものであり、感謝したい」と語った。

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