一関・平泉

新緑に映える花房 白フジ見頃 藤沢・藤勢寺【一関】

見頃を迎えている藤勢寺境内の白フジ

 一関市藤沢町の藤勢寺(渋谷英之住職)で、境内にある名物の白フジが見頃を迎えている。古木に絡み、てっぺんから見事な花を咲かせる姿が新緑に映える。一部散り始めているものの、あと1週間ほどは訪れる人を楽しませてくれそう。

 同寺は鎌倉時代に時宗の僧・呑海(遊行上人4世)が開いたと伝わる古刹(こさつ)。呑海が境内に立てたつえが根付き白い花を咲かせたという伝説があり、町名は同寺に由来するとされる。

 白フジは樹高約15メートルのカヤに絡み付きながら、支え合い、譲り合うかのように花房を垂れる。今季は例年より早く8日ごろに咲き始め、一気に花盛り。カヤ全体を覆う様子はまるで白い滝のようで圧巻だ。

 渋谷住職は(78)は「温かい日が続いたことで、今年はいつもより開花が早かった。少しずつ散っている所もあるけれど、今が見頃。日当たりがいい所は特に見応え十分」と話す。

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