一関・平泉

山開き待ちかねキツネ現る 栗駒山【一関】

栗駒山山頂付近に現れた「本寺ギツネ」。解け残った雪が南側(写真左)を向いて走るキツネの姿に見える

 一関市厳美町の本寺地区から望む栗駒山(1626メートル)の山頂付近に14日、田植えの時期を告げる「本寺ギツネ」がくっきりと現れた。

 残雪の形が南側を向いて走るキツネの姿に似ていることからこう呼ばれている。地元には「キツネの恩返し」という昔話が伝わり、本寺ギツネが現れた年は豊作になるといわれている。

 地区内の国指定重要文化的景観・骨寺村荘園遺跡は、当時の姿のままの曲がりくねった水路が特徴の小区画水田。同日も農家が代かきや田植え作業に励んでいた。

 残雪がキツネの形に見えるのは、例年6月上旬まで。栗駒山では5月16日に山開きが行われ、いよいよ夏山シーズンに入る。

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