北上・西和賀

玉苗植うる夏は来ぬ 県南各地 今年最高気温【北上】

田植え機に乗り込み、米作りを学ぶ鬼柳小の児童ら

 14日の県南地方は晴れて気温が上昇し、各地で今年最高を記録した。北上市鬼柳町の鬼柳小学校(小原純子校長、児童280人)の5年生47人は好天の下で田植えを体験学習し、豊かな秋の実りに期待を込めた。

 盛岡地方気象台によると、最高気温は花巻25・0度、江刺25・7度と夏日となったほか、北上24・5度、若柳24・1度、大迫24・6度などいずれも今年最高となった。

 同校と鬼柳町自治振興協議会(阿部保会長)による農作業体験授業「お米再発見」の田植えは学校近くの広さ17アールの水田で行われ、児童が田植え機の同乗などを体験。ひとめぼれの苗が植え付けられる様子を機械の上から観察したり、水田を所有する三田栄孝さん(68)=同市鬼柳町=から苗作りの工程について話を聞いたりして稲作を学んだ。

 藤井望杏さん(10)は「機械の振動が伝わってきた。一つ一つの苗がきれいに植えられていた。おにぎりにして食べたい」、織笠凉雅君(11)は「いろいろな機械の部品が動いていてすごいと思った。農家は植物を植えたり育てたりして楽しそう」と話していた。

 同校では9月以降に稲刈り作業の体験も予定しているほか、児童がまとめた稲の成長記録を公開する機会なども検討する。

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