一関・平泉

ほろ苦い旬の味 厳美・佐々木さん 「山菜ピザパン」販売【一関】

新作の山菜ピザパンを手にする佐々木さん

 一関市厳美町にある手づくりパン工房さくらの佐々木幸子さん(66)は、新作の「山菜ピザパン」を同町の骨寺村荘園交流館(若神子亭)で販売している。トッピングには地元産の山菜を使用しており、佐々木さんは「この時期だけの味を楽しんで」と話している。

 山菜ピザパンは直径10~12センチほどの大きさで、国産材料を使ったパン生地に、同館で販売されているシドケ、ワラビ、しょうゆ漬けにした行者ニンニクをトッピング。山菜のしゃきっとした食感やほろ苦い風味を生かしながら、ピザソースとマヨネーズで味付けし、チーズとスライスしたサラミを載せて食べ応えを出した。

 40代後半から、仕事の気分転換にと市内のパン教室に通い始めた佐々木さんは、2017年に同工房をオープン。以来、同館で数種類のパンを土日・祝日限定で販売しており、現在も月1回ほど奥州市衣川のパン教室に通いながら季節に応じた新作のパンを作り続けている。

 佐々木さんは「楽しみに買いに来てくれる人がいてうれしい。山菜ピザパンは近所のおじいちゃんおばあちゃんにもなじみのある味で、気軽に食べてもらえると思う」と話している。

 1個150円(税込み)。材料となる山菜の時期が終わり次第販売を終了する予定。問い合わせは同館=0191(33)5022=へ。

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