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新緑鮮やか 車両山路へ 国道397号 冬季閉鎖解除

秋田県境までの冬季通行止めが解除され、平七沢ゲートを通過する車両=20日正午すぎ、奥州市胆沢若柳(写真の一部を加工しています)

 国道397号で奥州市胆沢若柳と秋田県境をつなぐ区間の冬季通行止めが20日、解除された。通行再開とともに、平七沢ゲート前に集まった車両は日に日に青さを増している山路に繰り出した。

 2020年11月5日から続いていた通行止めが解除されたのは、同ゲートから秋田県境までの延長16・3キロ。昨年は大荒沢橋で通行止めが必要な補修工事を行ったため、例年より遅い6月22日の解除だった。19年の解除は5月22日。今季は例年並みの早さという。

 通行止めは正午に秋田県側と同時に解除。ゲートが開かれると、待ちわびた車両8台が次々に通過した。山菜採りに来たという宮城県の70代男性は「待ち切れなかったので、通行再開はうれしい」と話していた。

 道路管理者の県南広域振興局土木部は解除を前に、区間内で各種補修を実施した。大雪の影響でのり面の崩落対策設備を中心に破損が多く応急処置を講じたといい、順次本格的な対応を進める。同部は「念のため十分気を付けて通行してほしい」と呼び掛けている。

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