一関・平泉

医療従事者 花で応援 病院へプランター 一関准看1年生

一関准看の1年生からプランターを受け取る昭和病院の山崎看護主任(左から2人目)ら

 一関市大手町の一関市医師会附属一関准看護高等専修学校(佐藤隆次校長)の1年生27人は20日、コロナ禍で奮闘する医療従事者を応援するため、実習先の市内の一関、昭和両病院に花苗のプランターを贈った。

 同校では昨年、新型コロナウイルスが全国的に猛威を振るう中、リスクを負いながら業務に励む医療従事者のためにできることはないかと花苗のプランターを両病院に寄贈。今年も4月から学生が6班に分かれ、ホームルーム活動で班ごとにテーマを決めてデザインやメッセージカードの作製などの準備を進めてきた。

 同日は学生が同校で班ごとのテーマに沿って用意したペチュニアやサフィニアなどの花苗をプランターに定植。じょうろで水を掛けた後、学生が両病院に3個ずつ歩いて届けた。

 プランターには「みんなを笑顔に」「コロナに負けるな」などと書かれたメッセージカードとともに紫や白、ピンクなどの色とりどりの花が並び、須藤真輝さん(24)=同市東山町=は「『小さくても大きな力に』をテーマに小さい花を選んだ。少しでも医療従事者に元気になってほしい」と話した。

 プランターを受け取った昭和病院の看護主任、山崎朋美さん(30)は「とてもすてきに作ってもらい励みになる。花も言葉もそれぞれ違い、患者さんにも元気になってほしいとの思いが伝わる」と感謝していた。

 学生は11月から実習に臨む予定。

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