北上・西和賀

入り込み過去最少 北上展勝地さくらまつり コロナで規模縮小影響

大幅な入り込み減となった北上展勝地さくらまつり。コロナ禍に加え、開花時期が早かったことも影響した=4月15日、北上市立花

 北上展勝地さくらまつり実行委員会は、2021年度の同まつり(4月15~5月5日)21日間の入り込みが5万5000人だったと発表した。通常開催された19年と比較し87・5%、38万5000人の大幅減。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小したほか、桜の開花時期が早まったこともあり、統計を取り始めた1991年以降で過去最少となった。

 20年はコロナの影響で中止となり、2年ぶりの開催。展勝地開園100周年記念事業、北上の三つの周年記念事業「キタカミ トリプルアニバーサリー」のトップを飾るまつりだったが、全国的な新型コロナの感染拡大で恒例の観光馬車や観光遊覧船運航、うまいもの市などの主要イベントが中止。大幅な規模縮小を余儀なくされた。

 さらに桜の開花も例年になく早く、4月15日の開幕に見頃を迎えた。開幕前にも多く来場していたが、入り込み数にはカウントしていない。

 例年、桜が見頃の週末は最も集客するが、17日(土曜)は雨のため出足は鈍く、18日(日曜)は今まつりで最高の1万1000人を記録したが大きな混雑はなく、19年最高の7万人を大きく下回った。19日以降は散り始めて葉桜となり、駐車場も29日以降は無料開放したが5月初旬の大型連休中も低調だった。

 17~20日の4日間、3コースで運行したシャトルバスの1日当たりの利用者は603人(19年比1996人減)、駐車場の一般車駐車数は1万1744台(同8305台減)、観光バスは127台(同1111台減)と大きく落ち込んだ。年々増えていた外国人の姿がほとんど見られず、新幹線を利用した県外客も例年よりかなり少なかった。

 展勝地は青森県弘前市、秋田県仙北市角館とともに「みちのく三大桜名所」の一つに数えられ、さくらまつりには近年は40万人以上が来場。今年は大幅減となり、実行委事務局で市商工部の小笠原達也参事は「開園100周年のオープニングではあったが、コロナ禍の状況下であり(入り込みの大幅減は)やむを得ない」と説明。「十分なコロナ対策を取って開催し、大きな事故や感染者も出ずまつりを終えることができた。来年以降もお客さまに十分、喜んでもらえるよう新たなまつりの内容を検討していきたい」と話している。

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