マーチング交え華やか 吹奏楽部コンサート 専大北上高
専大北上高校吹奏楽部の第35回ミュージックカフェコンサートは23日、北上市さくら通りの市文化交流センターさくらホールで開かれ、マーチングやダンスを取り入れた華やかなステージで聴衆を魅了した。
カフェでコーヒーを楽しむように、気軽に聴いてもらう演奏会として開催。1年生を加えた新体制の発表の場にもなっており、部員66人が出演した。
2部構成の第1部の吹奏楽ステージは、同部のオリジナルファンファーレ「North Up!」がオープニングを飾り、ヒット曲のメドレーなど軽快な楽曲を中心に披露。鮮やかなソロパートや激しいスタンドプレー、切れのあるダンス、調和の取れた歌声のハーモニーが演奏にアクセントを加えた。
また、第2部のマーチングステージ(ステージドリルショー)では楽器を演奏しながら目まぐるしく隊形を変化させ、見応えのあるパフォーマンスを繰り広げた。
楽曲の世界観に引き込む映像や、サーカステントのような大道具など芸術性を高めるさまざまな演出が盛り込まれ、観客から惜しみない拍手が送られた。
及川陽花部長(3年)は「新型コロナウイルスで大変な中だが、元気いっぱいの演奏で見る人に喜んでもらいたいと思い、新しいことにいろいろと挑戦した。この演奏会を今年度のスタートダッシュにしたい」と話していた。