餅味わうのを楽しみに 八日市幼稚園児田植え体験【奥州】
奥州市江刺のえさし郷土文化館で24日、地元の認定こども園八日市幼稚園(佐々木道雄園長、園児147人)の田植え体験が行われ、年長児が手植えを通して米作りの文化に触れた。
同館では江刺地域内3園に持ち回りで米作り体験の場を提供している。2019、20年度は同園の割り当てだったが、昨年度は新型コロナウイルスの影響で園児の田植えが中止となり、今年は2年ぶりとなった。
21年度の対象は年長児51人。園児は約1アールの体験田に踏み入り、同館のスタッフに教わりながら「こがねもち」の苗を植えた。始めはぬかるみでバランスを取るのが精いっぱいだったが、徐々に慣れて小さな手で植え込んでいた。
田植えは初めてという谷藤伶穏ちゃん(6)は「(泥が)冷たくて楽しい。餅が出来上がるのが楽しみ」と話していた。
今年度は今後、稲刈り体験などを予定している。
【訂正・26日付】谷藤伶穏ちゃんの名前に誤りがありました。