北上・西和賀

繁殖牛 伸び伸び 市営水上牧野が開牧【北上】

水上牧野が開牧。広い草原で伸び伸びと過ごす繁殖牛

 北上市和賀町岩崎新田の市営水上牧野で、今シーズンの繁殖牛の放牧が始まっている。24日は現地で開牧式が行われ、出席者は今シーズンの事故防止とコロナ禍での畜産業の発展へ期待を込めた。

 同牧野は、夏油高原温泉郷一帯の市有地96ヘクタール。標高が高く冷涼で程よい起伏があり、牛にとって足腰強化と妊娠に向けた体づくりに適している。市から管理業務を受託したJAいわて花巻が、市内で飼育されている黒毛和種の繁殖牛を受け入れている。

 今年は大型連休明けから受け入れを開始。牛たちは広大な草原で草をはんだり寝そべったりし、伸び伸びと体を動かすなど快適そうに過ごしている。

 開牧式には同JAや市、県などの関係者や生産者ら約20人が出席。JAいわて花巻の小原卓志営農担当常務や市、県などの関係者、生産者が拝礼した。小原常務は「牛も伸び伸びでき健康増進、生産者の労力削減、コスト削減につながる。関係機関の協力をお願いしたい」とあいさつ。市、県の関係者も優良な「きたかみ牛」生産、枝肉価格の高値を期待した。

 同JA北上地域和牛繁殖部会副部会長の高橋光治さん(54)=同市和賀町岩崎新田=は「牛にとっていい運動になる。体調を良くして健康で出産してもらえれば」と望み、5頭ほどを預託する千葉洋喜さん(40)=同市和賀町藤根=も「ずっと牛舎にいるより動き回った方が健康的。頑丈な母親牛になってほしい」と話していた。

 放牧は10月まで。シーズンを通じ、農家17戸から例年並みの合わせて97頭の受け入れを予定している。

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