県内外

聖火リレー 公道で実施 のんさん(俳優)ら5人辞退【岩手】

 県は4日、雫石町を皮切りに16日からスタートする東京五輪の聖火リレーについて、県選出枠のランナー73人を公表した。内定していた俳優のんさんら5人は、新型コロナウイルス感染拡大防止などを理由に出場を辞退。リレーは予定通り公道で行われる。

 県選出枠ランナーについては、新型コロナで大会が1年延期される前に、県実行委が推薦・公募した75人が内定していた。延期後も同じランナーが選出される見通しだったが、感染拡大防止の観点から、のんさんをはじめ、奥州市出身のアナウンサー久慈暁子さん、元プロレスラー高田延彦さん、八幡平市出身でスキージャンプの小林潤志郎選手の4人が4日までに出場を辞退。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となった久慈市を走行予定だったのんさんは「参加して元気を分かち合いたかったが、岩手に行くことで皆さんに不安と心配を掛けるのは本意ではありません」とコメントした。

 このほか、花巻市出身で紫波町を走る予定だった競輪の佐藤友和選手がスケジュールの都合で辞退を申し出た。

 のんさん、久慈さん、佐藤選手については、既に代わりのランナーが決定。残る2人は調整中。

 本県聖火リレーは、16~18日に28市町村で実施。県選出枠とスポンサー枠合わせて288人が参加する見込み。県南関係ではプロスノーボーダー岩渕麗楽選手が一関市、元プロボクサーで北上市出身の八重樫東さんが北上市、花巻市出身の俳優松村龍之介さんが同市の主なランナーとなっている。沿道の密集回避を呼び掛けるスタッフを配置するなどの感染対策を講じ、公道で行われる予定。ランナー発表を受け、達増拓也知事は「参加できないランナーの思いも合わせ、万全なコロナ対策を講じた上でしっかりと準備を進めていく」とのコメントを出した。

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