一関・平泉

設置向け意見募集 新しい道の駅 14日に説明会 国道343号渋民バイパス沿い【一関】

新たな道の駅の設置が模索されている一関市大東町渋民字西風地内の国道343号沿い

 3月に暫定供用が始まった一関市大東町大原―渋民間の国道343号渋民バイパス(延長約5・5キロ)沿いに、新たな道の駅を設置しようと市が動き出した。2020年10月に策定した基本計画などに基づき24年度のオープンを目指しており、運営者視点のノウハウやアイデアを持つ民間事業者らを対象に「ヒアリングパートナー」を募っている。今月14日には希望団体向けの説明会を予定している。

 市によると、道の駅の整備に関しては同町の地域特産物直売組合や町観光物産協議会、町内6地区の地域協働体から16年2月に要望を受けた。18年には各団体の推薦者で構成する「大東地域道の駅整備検討委員会」が設立され、同委員会の意見を基に、昨年10月に基本構想と基本計画を策定した。

 現時点の道の駅の設置場所は国道343号沿いの同町渋民字西風地内を想定。土地面積は9929平方メートルで、施設は平屋建てで延べ床面積約862平方メートルを見込んでいる。

 市はヒアリングパートナーを募集中。希望団体は14日に市役所大東支所で行われる説明会に参加することが条件。

 団体からの聞き取りは、6月下旬から23年3月末ごろを目安に月1回ほど同支所を会場に実施し、事業内容や設計などに関するアイデアを聞く。提案されたアイデアは市で事業化を検討するほか、施設整備計画策定の参考とする。

 説明会は午後6時から。市ホームページにも概要を掲載しており、提出用書類一式もダウンロードできる。

 市担当者は「民間の事業者などが持つノウハウやアイデアを取り入れ、より良い施設の設置を模索したい。施設の運営に興味や意見がある団体は説明会に参加してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは、市大東支所産業建設課農林係=0191(72)4081=まで。

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